アメリカのディズニーリゾートでも、スマートフォンは旅の道具です。地図、配車アプリ、待ち時間の確認、家族との連絡に使います。通信が途切れると、旅の動きが止まってしまいます。

日本の携帯会社の国際ローミングは手軽ですが、料金が心配です。Wi-Fiルーターは、受け取りと返却があります。そこで、日本にいるうちに申し込める海外eSIMが、有力な選択肢になります。

この記事では、アメリカで使えるeSIMを、公式ページの表示にそって比べます。オーランドもカリフォルニアも同じアメリカなので、同じプランで使えます。確認日は、2026年10月28日から11月4日です。料金は変わることがあり、最終的な金額は申込画面の表示が基準になります。17サービス全体の比較は、ディズニーリゾートの海外旅行に使えるeSIM比較にまとめています。

対象

アメリカ(オーランド、カリフォルニア)。同じプランで使える

7日・無制限の目安

3,780円から4,530円(eSIM square、Airalo、World eSIM)

注意点

無制限でも、高速通信の上限や、テザリングの条件がある場合がある

電話番号

付くのは一部のプランのみ。多くはデータ通信専用

確認日

2026年10月28日から11月4日(料金は各社の公式表示)

早見表:目的別に選ぶ候補

先に結論をお伝えします。根拠は、このあとの各節に書いた、公式ページの表示です。

目的 候補 選ぶ理由
3日から7日で、地図と配車アプリが中心 eSIM square、TRAVeSIM、Airalo 容量が決まったプランがあり、安く収まりやすい
毎日たくさん使う、家族で共有する グロモバeSIM、World eSIM 1日の高速通信量や、無制限の価格が公式ページで分かる
電話番号がほしい World eSIM、JAPAN&GLOBAL eSIM、Simmy データのほかに、電話番号付きのプランがある
サポートの手厚さを重視する World eSIM、TRAVeSIM、eSIM square 24時間の日本語サポートが案内されている

選ぶ前に知っておきたい懸念点

「無制限」は、高速通信が無制限という意味ではありません

比較で最も見落としやすいのが、無制限プランの中身です。公式ページを読むと、アメリカの無制限プランには、次のような条件が書かれています。

  • グロモバeSIMは、1日2GBを超えると、最大256kbpsに低速化します。
  • eSIM-sanのデイパスは、1日500MBまでが高速で、超えると128kbpsになります。
  • TORA eSIMのデイリープランは、毎日0.5GBまたは1GBまで高速で、超えると128kbpsに下がり、翌日に戻ります。
  • Voye Globalの無制限プランには、1日最大500MBの高速データが含まれ、超えると速度が下がります。
  • World eSIMは、一部の無制限プランで、現地の通信事業者の規定により、テザリングが制限されたり、一定の容量を超えると速度が制限されたりする場合があると案内されています。

地図や配車アプリを使う程度なら、上限に届きにくい一方、動画やテザリングを多く使うと、上限に近づきます。料金の安さだけで選ばず、1日あたりの高速通信量と、テザリングの条件を見ておくと安心です。

電話番号が付くのは、一部のプランだけです

eSIM square、グロモバeSIM、Glocal eSIMなどは、データ通信専用です。通話やメッセージは、LINEなどのアプリで行います。

電話番号付きのプランは、World eSIMのアメリカのページに、「データ+電話番号」の選択肢があります。通話とSMSの受信が可能と案内されています。JAPAN&GLOBAL eSIMとSimmyにも、電話番号付きのプランが用意されています。電話番号付きの料金は、各社の画面で確認してください。

容量を超えたときの扱いが、会社ごとに違います

World eSIMは、容量を超えると通信が止まり、多くのプランで容量の追加ができません。足りなくなったときは、新しいeSIMを購入して設定します。Ubigiは、データを使い切ったときに、すぐ追加で購入できると案内されています。容量に不安がある場合は、追加の方法も確認しておくと安心です。

スマートフォン側の条件があります

SIMフリーで、eSIMに対応した端末が必要です。iPhoneはXS以降などが目安です。購入前に、各社の対応機種一覧で確認してください。

アメリカの料金を比べる

料金は、公式ページに表示された内容です。プランの内容や日数が違うため、横並びで比べやすいものを選びました。

7日間の目安

サービス プラン 料金 確認日
eSIM square 無制限・7日 3,780円 2026年10月28日から29日
Airalo 無制限・7日 4,100円 2026年10月28日から29日
World eSIM 無制限・7日 4,530円 2026年11月4日
Ubigi 10GB・7日 2,000円 2026年10月28日から29日
World eSIM 10GB・7日 3,250円 2026年11月4日
eSIM square 3GB・7日 1,470円 2026年10月28日から29日
World eSIM 3GB・7日 1,300円 2026年11月4日
TRAVeSIM 1GB・7日 500円 2026年10月28日から29日
World eSIM 1GB・7日 730円 2026年11月4日

30日間の目安

サービス プラン 料金
Airalo 無制限・30日 11,050円
World eSIM 無制限・30日 12,080円
TRAVeSIM 10GB・30日 3,370円
World eSIM 10GB・30日 3,710円
Ubigi 50GB・30日 7,800円

そのほか、Airalo、グロモバeSIM、Saily、Yesim、Voye Globalは、次のように案内されています。

  • Airaloは、アメリカの最低料金が650円(1GB・3日間)です。
  • グロモバeSIMは、無制限・1日で1,310円です。
  • Sailyは、最低3.99米ドルからで、無制限は15日で45.99米ドルです。表示が米ドルのため、為替の影響を受けます。
  • Yesimは、1日あたり1.80米ドルからの表示です。
  • Voye Globalは、1日・500MBの最小設定で、247円です。

Cross eSIM、TORA eSIM、eSIM-sanは、日数や容量を選ぶと料金が表示される形式のため、横並びの金額を載せていません。

税込と税抜の別は、サービスによって表示が異なります。申込画面でご確認ください。

アメリカの回線とエリア

eSIMの品質は、現地のどの通信会社の回線を使うかで変わります。公式ページで回線が案内されていたサービスは、次のとおりです。

サービス 案内されている回線
World eSIM AT&T、T-Mobile、Verizon(プランにより表記は異なる)
Cross eSIM AT&T、Verizon
eSIM-san Verizon、AT&T、T-Mobile
Ubigi T-Mobile(ハワイは対象、アラスカは対象外)
Voye Global Verizon

実際のつながりやすさは、時間帯や場所によって変わります。回線の名前は、選ぶときの参考になります。

おすすめの候補を、使い方別に見ていきます

3日から7日で、安く抑えたいとき

地図、配車、待ち時間の確認が中心なら、容量が決まったプランが、料金を抑えやすくなります。7日間で3GBの場合、eSIM squareは1,470円、World eSIMは1,300円です。1GBなら、TRAVeSIMが500円から選べます。

eSIM square

TRAVeSIM

家族で共有し、たくさん使うとき

動画を見る、写真を共有する、家族の端末へテザリングをする場合は、無制限か大容量が候補です。7日間の無制限は、eSIM squareが3,780円、Airaloが4,100円、World eSIMが4,530円です。グロモバeSIMは、1日単位で選べ、アメリカの無制限・1日が1,310円です。

Airalo

グロモバeSIM

電話番号がほしいとき

現地の番号で通話やSMSの受信をしたい場合は、電話番号付きのプランがあるサービスを選びます。World eSIMは、24時間365日の日本語サポートも案内されています。

JAPAN&GLOBAL eSIM

World eSIMの詳しい内容は、World eSIMのアメリカ向けプランを整理した記事にまとめています。

容量はどのくらい必要か

World eSIMの公式ページには、データ通信量の目安があります。1GBで、マップ検索が約2時間13分、Instagramの閲覧が約1時間40分、YouTubeの480p視聴が約1時間40分です。3GBでは、マップ検索が約6時間40分、Instagramが約5時間です。公式ページは、実際の量は内容や接続環境で大きく変わると断っています。

パークでは、公式アプリで待ち時間を確認し、モバイルオーダーができます。マジックバンドの設定にも、アプリと連携した端末を使います。それぞれの仕組みは、ウォルト・ディズニー・ワールドのマジックバンドの記事と、カリフォルニアのMagicBand+の記事で整理しています。

結論:使い方に合う容量と、条件の確認が決め手です

アメリカのディズニー旅行では、オーランドもカリフォルニアも、同じアメリカ向けのeSIMで使えます。選ぶときの決め手は、3つです。

1つ目は、旅行の日数と使い方に合う容量です。短い旅行で、地図や配車が中心なら、容量が決まったプランが安く収まりやすくなります。2つ目は、無制限の条件です。高速通信の上限や、テザリングの条件は、会社によって違います。3つ目は、電話番号の要否です。必要なら、電話番号付きのプランがあるサービスを選びます。

料金と条件は変わることがあるため、各社の画面で最新の内容をご確認ください。この記事の内容は、2026年10月28日から11月4日時点の公式表示です。17サービス全体の比較は、ディズニーリゾートの海外旅行に使えるeSIM比較をご覧ください。