テーマパークの外にも、ウォルト・ディズニー・ワールドの楽しみは広がっています。その代表が「ディズニー・スプリングス(Disney Springs)」です。湖畔に沿って、ショップ、レストラン、劇場、ゲームの施設が並ぶ、リゾート内の大きな街です。公式ページは、ここを「個性的なブティック、唯一無二のレストラン、息をのむエンターテインメントが混ざり合う、すばらしい場所」と紹介しています。

パークの旅では、昼間に歩き疲れた日の夕方に、パークの外で過ごせる場所が助けになります。お土産を買う、ゆっくり食事をする、夜の舞台を見る。そうした時間を過ごせる場所が、ディズニー・スプリングスです。

この記事では、2026年10月7日時点の公式情報をもとに、ディズニー・スプリングスの成り立ち、4つの地区、買い物と食事と体験、行き方と駐車場を整理します。何が含まれ、何が含まれないのかも、できるだけ具体的にお伝えします。

入場のチケット

不要です。入場は無料と案内されています(詳しくは下の節)

入場の予約

公式の案内に、入場の予約を求める記載はありません

駐車場

標準の自走駐車は無料。通常は午前9時に開場

ホテルからの移動

ディズニーのバス・モノレール・ボートが無料(宿泊者)

食事

予約は店ごと。予約がある日は、1時間前の到着が案内されています

入場にチケットや予約は必要ですか?

最初に、もっとも大切な点をお伝えします。ディズニー・スプリングスに入るために、パークチケットも、入場の予約も、必要ありません。

チケットは、不要です

オーランドの観光局(Visit Orlando)は、ディズニー・スプリングスについて、「入場は常に無料」と案内しています。ディズニーの公式ページにも、ディズニー・スプリングスの入場にチケットを求める記載はありません。パークチケットが必要なのは、マジック・キングダム、エプコット、ハリウッド・スタジオ、アニマル・キングダムの4つのテーマパークと、ウォーターパークです。チケットセンターが、ディズニー・スプリングスの中にあるのは、テーマパークのチケットを買う人のためで、ディズニー・スプリングスに入るためではありません。

入場の予約も、求められていません

公式の駐車場案内などを調べても、ディズニー・スプリングスに入るための予約を求める記載は見つかりません。予約が話題になるのは、レストランの食事や、舞台などの個別の体験です。公式の駐車場案内は、食事の予約、イベント、ショーがある場合に、少なくとも1時間前に着くよう案内しています。

費用がかからないもの、かかるもの

  • 費用がかからないもの:入場、標準の自走駐車(公式の案内)
  • 費用がかかるもの:店での買い物、レストランでの食事、舞台や映画、ボウリング、気球などの体験、電気自動車の充電

リゾートの規則が適用されます

ディズニー・スプリングスは、ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートの私有地で、リゾートの規則が適用されます。公式の規則では、次のような持ち込みの決まりがあります。

  • 折りたたみ椅子は、テーマパーク、ウォーターパーク、ディズニー・スプリングスで使えません。
  • 標準のリュックに入らない三脚や一脚、延長すると約182cm(6フィート)を超えるものは、ディズニー・スプリングスに持ち込めません。
  • アルコール飲料は、ディズニー・リゾートのホテルを除いて、持ち込めません。ワインは、ディズニー・スプリングスの一部のテーブルサービスのレストランに限り、持ち込んで飲めます(持ち込み料がかかります)。
  • ガラスの容器は、ホテルを除いて持ち込めません(ベビーフードの小さな瓶などを除きます)。

訪れる前に知っておきたい懸念点

便利な場所ですが、事前に知っておくと失敗を避けられる点があります。

車で行く場合は、早めの到着が必要です

公式の駐車場案内では、ディズニー・スプリングスでレストランの予約、イベント、ショーがある場合は、少なくとも1時間前に到着するよう案内されています。休日や混み合う時期は、渋滞などの遅れを見込んで、最大2時間前に着くことが勧められています。予約の時間に間に合わせるには、駐車場に入るまでの時間も計画に含める必要があります。

駐車場の開場時間が決まっています

標準の自走駐車は無料ですが、駐車場が開くのは、通常の日で午前9時です。毎週火曜日は、新しいピンバッジの発売日にあたり、公式は「特別なグッズの日」として、駐車場と送迎の乗降場所を午前7時に開けると案内しています。午前7時より前に車を並べることはできず、早く着いた車は、いったん戻って出直す必要があります。

駐車場には限りがあります

公式ページは、リゾートのホテルに泊まる方には、駐車場に限りがあるため、ディズニーのバス、モノレール、ボートという無料の交通機関を使うことをすすめています。リゾートの周辺の宿泊施設の多くも、ディズニー・スプリングスまでの送迎を提供または手配していると、公式ページに書かれています。

電気自動車の充電は、有料です

ディズニー・スプリングスには、電気自動車の充電設備があります。公式の案内では、急速充電の料金は、1キロワット時あたり0.40ドルで、20分の猶予時間があります。猶予時間を過ぎると、車を動かすまで、1分あたり0.30ドルがかかります。レンタカーで電気自動車を借りる方は、あらかじめ知っておきたい点です。

テーマパークの宿泊特典は、ここには当てはまりません

ホテルの宿泊特典のうち、アーリーエントリーや延長営業は、テーマパークの特典です。ディズニー・スプリングスは、テーマパークではないので、これらの対象にはなりません。宿泊特典の詳しい内容は、オフィシャルホテルの宿泊特典 をご覧ください。

成り立ち:ダウンタウン・ディズニーから、ディズニー・スプリングスへ

ディズニー・スプリングスは、もとは「ダウンタウン・ディズニー(Downtown Disney)」と呼ばれていた場所です。名前が変わったのは、2015年9月です。ウォルト・ディズニー・カンパニーの公式の発表によると、名称変更は2015年9月29日に行われ、翌30日に発表されました。

水辺の街をイメージしたデザイン

新しい名前のもとになったのは、フロリダの水辺の街と、自然の美しさです。公式の発表は、ディズニー・スプリングスを、開放的な遊歩道、流れる泉、水辺の情緒のなかで、ここにしかないディズニーの体験を味わえる場所として紹介しています。公式の発表は、「流れる泉(flowing springs)」という言葉を使って、この街の雰囲気を説明しています。

店舗が大きく増えました

発表の時点で、ショップ、レストラン、エンターテインメントの施設は75か所でした。発表では、2016年の完成までに、150か所を超える規模になる計画が示されています。買い物の店は、高級なブランドから、手頃な服まで、幅広い顔ぶれだと説明されています。新しい飲食店として、「モリモト・アジア(Morimoto Asia)」と「ジョック・リンジーズ・ハンガー・バー(Jock Lindsey's Hangar Bar)」が紹介されました。

4つの地区

公式の発表によると、ディズニー・スプリングスは、4つの地区に分かれています。

  • ザ・ランディング(The Landing)
  • マーケットプレイス(Marketplace)
  • ウエスト・サイド(West Side)
  • タウン・センター(Town Center)

ディズニーのチケットや、年間パスの手続きを扱うチケットセンターは、タウン・センターにあります。地区ごとの店舗の分かれ方は、公式の発表では細かく説明されていません。歩くときは、案内板や、公式アプリの地図で、目的の店の場所を確認するのが確実です。

買い物:世界最大のディズニーのお店から、日用品のブランドまで

ディズニー・スプリングスは、買い物の街でもあります。公式ページで紹介されている主な店は、次のとおりです。

  • World of Disney:公式の紹介では、世界最大のディズニー・キャラクターの店で、12の部屋に衣類、コレクション、ピンバッジなどがそろっています。
  • The LEGO Store、UNIQLO、DisneyStyle、M&M'S、lululemon、Ron Jon Surf Shop

公式の店舗一覧には、このほかにも、Coca-Cola Store、Levi's、Free People、Kendra Scott、Chapel Hats、Disney's Wonderful World of Memories、The Spice & Tea Exchange、Lovepop、Marketplace Co-Op などが載っています。Coca-Cola Store の2階では、コカ・コーラのホッキョクグマと写真が撮れると案内されています。

火曜日は、ピンバッジの発売日です

駐車場の公式案内に、「毎週火曜日は、新しいピンバッジの発売日」という記述があります。ピンバッジの収集に関心がある方は、火曜日の朝に、駐車場が午前7時に開くことを知っておくと、計画を立てやすくなります。一方で、買い物が目的でない方は、混雑しやすい日と考えて、時間をずらす選択もあります。

食事:水辺のレストランから、気軽な一軒まで

公式ページが、ディズニー・スプリングスの飲食店として、とくに紹介しているのは、次のお店です。

  • The BOATHOUSE:公式の紹介では、水辺の高級レストランで、陸と海の料理を楽しめます。
  • T-REX、Planet Hollywood
  • Gideon's Bakehouse
  • Wine Bar George
  • D-Luxe Burger
  • Chef Art Smith's Homecomin'

店舗の一覧には、このほかにも、STK Steakhouse、Raglan Road Irish Pub、Frontera Cocina、Paddlefish、Morimoto Asia、Jock Lindsey's Hangar Bar、B.B. Wolf's Sausage Co.、Blaze Fast-Fire'd Pizza などが載っています。Rainforest Cafe は、公式の説明で、ジャングルをテーマにした雰囲気の中で、アメリカ風の料理を昼食と夕食に楽しめるお店とされています。

ディズニー・スプリングスの食事の予約は、チケットセンターでも扱っていると、公式ページに書かれています。人気の店は、事前の予約を検討しましょう。

体験:舞台、空、ゲーム

買い物と食事のほかにも、ディズニー・スプリングスには、多くの体験があります。公式ページが紹介している主なものを挙げます。

  • Drawn to Life Presented by Cirque du Soleil & Disney:公式の紹介では、ディズニーのアニメーションの美しさと、シルク・ドゥ・ソレイユのスリリングな演技が融合する舞台です。
  • Aerophile:公式が「気球飛行の世界的な第一人者」と紹介する、気球の体験です。
  • Vintage Amphicar Tours:古い水陸両用車による遊覧です。
  • Splitsville Luxury Lanes:高級なボウリング場です。
  • AMC Disney Springs 24 Dine-In Theatres:食事をしながら映画を見られる映画館です。
  • House of Blues:公式の体験の一覧に載っている、音楽の店です。
  • LEVEL99:公式の紹介では、大人向けの、体と頭を使う参加型の体験で、芸術的なテーマの空間で遊べます。
  • Marketplace Train Express、Marketplace Carousel:家族向けの乗り物です。
  • Disney PhotoPass Studio、Disney Springs Art Walk

ライブの演奏も、各所で行われます。公式ページには、湖畔で音楽を楽しめる Exposition Park、ミュージシャンやDJが入れ替わりで出演する Fountain Stage、Lakeview Stage、AdventHealth Waterside Stage などの会場が載っています。出演の内容は、日によって違います。

チケットセンターと、困ったときの窓口

ディズニー・スプリングスのタウン・センターには、「Disney Ticket Center」があります。公式ページによると、次の手続きに対応しています。

  • テーマパークのチケットの販売、アップグレード、受け取り(特別なイベントを含む)
  • 年間パスの販売と更新
  • ディズニー・スプリングスの食事の予約

すぐ近くの「Disney Springs Welcome Center」では、団体の相談、アプリの案内、忘れ物、一般的な案内、リゾートの食事の予約を扱います。チケットセンターの営業時間は、日曜から木曜が午前10時から午後11時、金曜と土曜が午前10時から午後11時30分です。

パークの旅では、前の日の夜に、翌日のチケットの手続きを済ませておける場所です。

ホテルからの行き方

公式の交通案内によると、ディズニー・リゾートのホテルに泊まる方は、ディズニーのバス、モノレール、ボートを無料で使えます。ホテルとディズニー・スプリングスを結ぶバスは、ディズニー・スプリングスの営業時間中に運行し、閉店の1時間後まで走ります。また、ディズニー・スプリングスの周辺からは、午後11時までバスが運行されると案内されています。

ホテルの中には、ディズニー・スプリングスの近くにあるものもあります。公式のホテル一覧では、次のホテルが「ディズニー・スプリングス・エリア」とされています。

  • ディズニー・サラトガ・スプリングス・リゾート&スパ
  • ディズニー・オールド・キー・ウエスト・リゾート
  • ディズニー・ポート・オーリンズ・リゾート(フレンチ・クォーターとリバーサイド)

これらのホテルは、バスとボートの両方で結ばれています。買い物や食事を楽しみたい方には、使いやすい立地です。ホテルの特典は、オフィシャルホテルの宿泊特典 の記事で整理しています。

ディズニー・スプリングスで使えるもの

  • 標準の自走駐車の無料利用
  • ホテルの宿泊者による、バス、モノレール、ボートの無料利用
  • 買い物、食事、舞台、ゲーム、映画などの多くの体験(公式の一覧で確認できます)
  • チケットセンターでの、パークのチケットや年間パスの手続き、食事の予約

ディズニー・スプリングスに含まれないもの

  • 店での買い物、食事、体験の料金(店や体験ごとに別に必要です)
  • 電気自動車の充電の料金
  • アーリーエントリーや延長営業など、テーマパークの宿泊特典
  • 駐車場に必ず空きがあること(公式が、駐車場には限りがあると案内しています)

結論:パークの外にも、旅の楽しみがあります

ディズニー・スプリングスは、2015年9月に、ダウンタウン・ディズニーから名前を変えた、水辺の街です。ザ・ランディング、マーケットプレイス、ウエスト・サイド、タウン・センターの4つの地区に、世界最大のディズニー・キャラクターの店 World of Disney、湖畔のレストラン、舞台、ボウリング、映画館、遊覧など、多くの楽しみが集まっています。

一方で、駐車場の開場時間が決まっていること、予約がある日は1時間以上前の到着が勧められていること、火曜日はピンバッジの発売日で早朝から動きがあること、買い物や食事は別に費用がかかること、テーマパークの宿泊特典は当てはまらないことは、事前に知っておきたい点です。

パークで一日歩いたあと、夕方に水辺でゆっくり食事をする。または、パークに行かない日の午後に、買い物を楽しむ。そうした使い方が、ディズニー・スプリングスの魅力を、いちばん引き出します。内容は確認日時点のものです。最終的な料金と条件は、各店の表示と、予約画面が基準です。