パリ旅行の候補に、ディズニーを入れる方は少なくありません。ところが、「パリのディズニーランドは、パリの中にあるのか」「電車で行けるのか」「パークは東京と何が違うのか」といった疑問が、調べるうちに次々に出てきます。

ディズニーランド・パリは、パリの市内にはありません。中心部から東へ約32km離れた郊外にあります。それでも、電車の駅からパークの入口まで歩いて約2分という近さで、旅行者にとっては、実はとても行きやすいリゾートです。

この記事では、2026年10月9日時点の公式情報をもとに、ディズニーランド・パリの基本情報を整理します。場所と行き方、入場の仕組み、歴史、リゾート全体の構成をお伝えします。公式の案内で確認できたことと、確認できなかったことを分けて書きます。

場所

フランス・パリ中心部から東へ約32km。マルヌ・ラ・ヴァレ地区

行き方

RER A線の「マルヌ・ラ・ヴァレ/シェシー」駅から徒歩約2分

空港から

シャルル・ド・ゴール空港からTGVで12分未満

入場の条件

有効なパークチケット。日付未指定のチケットは訪問日の登録も必要

2つのパーク

ディズニーランド・パークと、ディズニー・アドベンチャー・ワールド

開業

1992年4月12日

旅の前に知っておきたい懸念点

パリの市内ではなく、郊外にあります

公式の案内によると、ディズニーランド・パリは、フランスのマルヌ・ラ・ヴァレにあり、パリ中心部から約32km東に位置します。パリ観光の合間に立ち寄るには、移動の時間を見込む必要があります。

空港が複数あり、空港からの行き方が違います

パリ周辺には、シャルル・ド・ゴール、オルリー、ボーヴェの3つの空港があります。公式の案内では、シャルル・ド・ゴール空港からはTGV(高速列車)で行けますが、ほかの空港からは、シャトルバスなどを使うことになります。

2つ目のパークの名前が変わりました

2つ目のパークは、以前は「ウォルト・ディズニー・スタジオ・パーク」という名前でした。公式の案内では、2026年春に「ディズニー・アドベンチャー・ワールド」へ生まれ変わるとされ、現在の公式ページは新しい名前で案内されています。この記事では、新しい名前で統一します。旧名の情報を見かけたときは、同じパークのことだと考えてください。

ホテルの宿泊料金には、パークチケットが含まれない場合があります

公式の案内によると、「ホテル+チケット」のパッケージで宿泊すると、滞在中は両方のパークに入れます。一方、ホテルだけを予約した場合の扱いは、公式ページで確認できませんでした。詳しくは、ホテルの宿泊特典 の記事で整理します。

日本との時差があります

フランスは、夏時間の期間は日本より7時間、冬時間の期間は日本より8時間遅れています。日本が夜の9時のとき、フランスは夏時間なら午後2時です。到着直後は、体のリズムが整うまで時間がかかります。

入場の仕組み:チケットと訪問日の登録

施設の記事では、入場に必要なものを、冒頭と独立した節で書くことにしています。ディズニーランド・パリについて、確認できたことは次のとおりです。

パークに入るために必要なもの

  • そのパークに有効なチケットまたはパス
  • 日付を指定していないチケットの場合は、訪問日の登録(登録のためのウェブサイトで行います)

必要とされていないもの

  • カリフォルニアのような、パークごと・日ごとの入園予約(公式ページには、チケットに加えて訪問日の登録とあり、入園予約という言い方は見当たりませんでした)

公式のチケットのページによると、日付を指定したチケット(1日から4日間)と、日付を指定しないチケット(1日券)があります。日付を指定したチケットは、到着日の3日前までなら、キャンセルできると案内されています(基本の日付指定チケットと、日付を指定しない1日券は除く)。日付を指定しないチケットは、訪問日の登録が必要です。

パークの数と、日数

チケットは、1つのパークだけに入れるものと、2つのパークに入れるものがあります。公式の案内では、「少なくとも2日間」で、2つのパークを回ることが勧められています。夜のショーが、パークごとに違うからです。

行き方:電車が便利です

公式の案内をもとに、主な行き方を整理します。

パリ市内から:RER A線

パリ中心部からは、RER(パリ首都圏の高速鉄道)のA線に乗り、「マルヌ・ラ・ヴァレ/シェシー/パルク・ディズニーランド」駅で降ります。公式ページでは、シャトレ駅から約40分と案内されています。この駅から、ディズニーランド・パーク、ディズニー・アドベンチャー・ワールド、ディズニー・ヴィレッジまでは、歩いて約2分です。

シャルル・ド・ゴール空港から:TGV

シャルル・ド・ゴール空港からは、TGVで「マルヌ・ラ・ヴァレ/シェシー」駅まで、12分未満と案内されています。駅は、パークまで歩いて約2分の距離にあります。

空港からのシャトル:マジカル・シャトル

オルリー空港とシャルル・ド・ゴール空港から、ディズニーのホテル、パーク、提携ホテルなどへ向かう有料のシャトルが、公式ページで紹介されています。このサービスは、第三者が運営しています。歩行が不自由な方向けの専用車両は、2営業日前までの予約が必要と案内されています。

そのほかの行き方

  • パリ市内からの直行バス:「ディズニーランド・パリ・エクスプレス」という有料のシャトルバスが、パリ市内の5か所から、日帰りで往復できると案内されています。第三者が運営しています。
  • レンタカー:公式パートナーのエイビスが紹介されています。パークの駐車場は有料です(詳しくは、ホテルの記事)。
  • 荷物の運搬:ディズニーのホテルや提携ホテルに泊まる場合は、有料で荷物を運んでもらえる「ディズニー・エクスプレス」のサービスが案内されています。

駅からホテルへの無料シャトル

駅からホテルへは、無料のシャトルバスが運行されています。公式の案内によると、ディズニー・ホテル・ニューヨーク、ニューポート・ベイ・クラブ、セコイア・ロッジ、シャイアン、サンタフェの各ホテルと、提携ホテルに、約15分から20分間隔で停まります。ディズニーランド・ホテルは、パークの入口にあるため、このシャトルは停まりません。ディズニー・デイビー・クロケット・ランチと、ヴィラージュ・ナチュール・パリにも、無料のシャトルはありません。

車で行く場合の駐車場

車で訪れる場合は、パークの駐車場の料金が案内されています(2026年10月9日時点)。乗用車(高さ2m未満)は30ユーロ、2m以上でかつ9席を超える車は40ユーロ、キャンピングカーは40ユーロ、バイクは25ユーロです。ディズニー・ホテルの宿泊者は、ホテルが提供する「マジックパス」があれば、無料です。駐車場は、午前8時に開き、ディズニーランド・パークの閉園と同時に閉まります。

日本から渡航する方へ:パスポートの注意

公式ページには、準備のための注意書きがあります。

  • パスポートは、渡航日に、有効期限が3か月以上残っている必要があります。
  • パスポートは、発行から10年未満である必要があると書かれています。
  • EU(欧州連合)が、新しい国境のデジタル管理システム「EES」を導入しており、EU加盟国以外の国民の入国の条件が変わると案内されています。

渡航の条件は変わることがあります。出発前に、外務省などの案内も確認してください。

ディズニーランド・パリの歴史

公式のニュースサイトに載っている年表をもとに、主な出来事を整理します。

  • 1987年:フランスの公的機関との間で、協定が結ばれました。
  • 1992年4月12日:ディズニーランド・パリが開業しました。開業時は、1つのテーマパークと、いくつかのホテル、ディズニー・ヴィレッジで構成されていました。
  • 1994年:パークの近くに、新しいTGVの駅が建設されました。
  • 2002年:2つ目のパーク「ウォルト・ディズニー・スタジオ・パーク」が開業しました(3月16日)。
  • 2026年:2つ目のパークが「ディズニー・アドベンチャー・ワールド」に生まれ変わりました。「ワールド・オブ・フローズン」が新しく加わったと、公式ページで紹介されています。

公式の紹介では、ヨーロッパで最も多くの観光客を集める場所とされ、開業からの来場者は4億4500万人を超えると案内されています。

リゾートの全体像

施設 種類 入場の条件 詳しい記事
ディズニーランド・パーク テーマパーク 有効なチケット(日付未指定の場合は登録) ディズニーランド・パーク
ディズニー・アドベンチャー・ワールド テーマパーク 有効なチケット(日付未指定の場合は登録) ディズニー・アドベンチャー・ワールド
ディズニー・ヴィレッジ 買い物と食事の街 チケット不要(特別なショーの日を除く) ディズニー・ヴィレッジ
ディズニー・ホテル(7軒) ホテル 宿泊の予約 ホテルの宿泊特典

公式の案内では、リゾートは、2つのテーマパーク、7軒のディズニー・ホテル、ディズニー・ヴィレッジで構成されています。このほかに、提携ホテルが周辺にあります。

夜のショーは、パークごとに違います

公式の案内で、夜のショーは2つ確認できます。ディズニーランド・パークでは「ディズニー・テイルズ・オブ・マジック(Disney Tales of Magic)」が、眠れる森の美女の城を舞台に、毎晩(天候などの事情を除く)行われると案内されています。ディズニー・アドベンチャー・ワールドでは、湖を舞台にした「ディズニー・カスケード・オブ・ライツ(Disney Cascade of Lights)」が行われます。公式ページによると、2つのショーは同じ時間帯に行われます。そのため、両方を見るには、2日間の滞在が必要です。ショーは、パークのチケットに含まれています。専用の鑑賞席は、有料で、数に限りがあります。

季節のイベント

公式ページには、2026年のイベントとして、次のものが案内されています。

  • ディズニー・ハロウィーン・フェスティバル:2026年9月26日から11月1日まで。
  • ディズニー・エンチャンテッド・クリスマス:2026年11月7日から2027年1月6日まで。ディズニーランド・パークが冬の世界に変わります。

旅行の日が、どのイベントの期間にあたるかを、事前に確認しておくと、計画が立てやすくなります。

パリの記事一覧

結論:パリ観光の延長として、無理なく訪れましょう

ディズニーランド・パリは、パリ中心部から約32km東の郊外にあり、RER A線で約40分、シャルル・ド・ゴール空港からはTGVで12分未満という、電車で行きやすい場所にあります。1992年に開業し、2026年には、2つ目のパークが「ディズニー・アドベンチャー・ワールド」に生まれ変わりました。

一方で、パリの市内ではないこと、空港によって行き方が違うこと、2つ目のパークの名前が変わったことは、事前に知っておきたい点です。パークに入るには、有効なチケットが必要で、日付未指定のチケットは、訪問日の登録も必要です。

内容は確認日時点のもので、最新の運行状況や料金は、利用する時点の表示が基準です。次は、パークやホテルの記事に進んでください。