ディズニーランド・パークのすぐ隣に、もうひとつのパークがあります。ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パークです。東京ディズニーシーのような海のパークを想像される方もいますが、ここの舞台は、カリフォルニア州そのものと、ピクサーやマーベルの物語の世界です。

隣り合う2つのパークは、歩いて行き来できます。けれども、それぞれ入場の仕組みと魅力が違います。この記事では、2026年10月9日時点の公式情報をもとに、ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パークの成り立ち、エリアごとの魅力、気をつけたい点を整理します。

開園

2001年2月8日。ディズニーランドの駐車場だった土地に誕生

エリア

8つ(カーズランド、ピクサー・ピア、アベンジャーズ・キャンパスなど)

入場の条件

3歳以上は、パークチケットと入園予約の両方が必要

身長制限

Incredicoaster は48インチ(122cm)以上

夜のショー

ワールド・オブ・カラー(毎日行われるとは限りません)

入場にはチケットと入園予約の両方が必要です

公式の「What To Know Before You Go」のページによると、ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パークに入るには、次の2つが必要です。

  • 有効なパークチケット(3歳以上の方)
  • 同じパーク・同じ日付の入園予約(3歳以上の方)

数日間有効なチケットや年間パスの場合も、訪れる日ごとに入園予約を取ります。入園予約は、パークごとに必要です。数に限りがあり、確実に取れるとは限りません。使われなかった入園予約は、その日の終わりに失効します。

また、夜に開催される特別なイベントは、通常のパークチケットとは別のチケットが必要になる場合があります。公式のパーク紹介ページでは、ハロウィーンのイベント「Oogie Boogie Bash」が、特定の夜に行われるアフターアワーズのイベントとして案内されています。

訪れる前に知っておきたい懸念点

東京ディズニーシーとは違うパークです

名前の響きから、東京ディズニーシーに似たパークを想像すると、期待がずれます。公式ページは、ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パークを、「ディズニーとピクサー、スーパーヒーローの物語が現実になる世界」と紹介しています。カリフォルニアの街並みを再現したエリアと、映画の世界を再現したエリアが混ざっていて、東京ディズニーシーとは雰囲気が異なります。

身長制限のあるアトラクションがあります

公式のアトラクション一覧に載っている主な制限は、次のとおりです。

アトラクション 身長制限
Incredicoaster 48インチ(122cm)以上
Goofy's Sky School 42インチ(107cm)以上
Grizzly River Run 42インチ(107cm)以上
Guardians of the Galaxy – Mission: BREAKOUT! 40インチ(102cm)以上
Radiator Springs Racers 40インチ(102cm)以上
ソアリン(Soarin' Around the World など) 40インチ(102cm)以上
Jumpin' Jellyfish(ジャンピン・ジェリーフィッシュ) 40インチ(102cm)以上
Luigi's Rollickin' Roadsters ほか 32インチ(81cm)以上

制限のないアトラクションも多くあります。たとえば、トイ・ストーリー・マニア!、WEB SLINGERS: A Spider-Man Adventure、Inside Out Emotional Whirlwind、ミッキーのフィルハーマジック、タートル・トーク、The Little Mermaid – Ariel's Undersea Adventure は、身長制限のない扱いです。

ホテル宿泊者の特典で使えるアトラクションは限られています

ホテルの宿泊者が使える、ライトニング・レーン・マルチパスの対象アトラクション1回分の権利は、ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャーでは9つのアトラクションに限られます。詳しくは、ホテルの宿泊特典 の記事で説明します。

開園の歴史:駐車場の跡地に生まれたパーク

ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パークは、2001年2月8日に開園しました。ディズニーランドの駐車場だった土地に作られた、約55エーカーのパークです。開園当初は、「ゴールデン・ステート」「ハリウッド・ピクチャーズ・バックロット」「パラダイス・ピア」の3つのエリアで構成されていました。名前は、2010年6月に「Disney's California Adventure」から、現在の「Disney California Adventure」に変わっています。

その後、パークは大きく生まれ変わりました。2012年には、映画『カーズ』の世界を再現した「カーズランド」が開業し、入口付近も「ブエナ・ビスタ・ストリート」に姿を変えました。現在は、ピクサー・ピアやアベンジャーズ・キャンパスなど、映画の世界を再現したエリアが、パークの中心になっています。

8つのエリアで物語を旅しましょう

公式のパーク紹介ページは、パークを8つのエリアに分けています。

ブエナ・ビスタ・ストリート

パークの入口に続く通りです。公式ページには、「昔のディズニーの魔法を、買い物や食事で楽しめる」と紹介されています。ミッキーたちに会える場所もあります。

ハリウッド・ランド

映画の一場面に入り込めるエリアです。ミッキーのフィルハーマジック、タートル・トーク、Animation Academy、Sorcerer's Workshop、「Monsters, Inc. Mike & Sulley to the Rescue!」があります。Mike & Sulley to the Rescue! は、東京ディズニーランドの「モンスターズ・インク“ライド&ゴーシーク!”」とは名称が異なるため、英語名のまま紹介します。

グリズリー・ピーク

カリフォルニアの自然がテーマのエリアです。急流を下る Grizzly River Run が、身長42インチ以上のアトラクションとして紹介されています。ソアリン(Soarin' Around the World、Soarin' Over California、Soarin' Across America)も、このエリアにあります。公式の一覧では、ソアリンはいずれも身長40インチ以上です。

パラダイス・ガーデンズ・パーク

ボードウォーク(遊歩道)をテーマにした、レトロな雰囲気のエリアです。The Little Mermaid – Ariel's Undersea Adventure、ジャンピン・ジェリーフィッシュ、Goofy's Sky School、Golden Zephyr、Silly Symphony Swings などがあります。夜のショーのワールド・オブ・カラーも、このエリアで行われます。

ピクサー・ピア

ピクサーの物語をテーマにしたボードウォークです。Incredicoaster、Toy Story Midway Mania!(トイ・ストーリー・マニア!)、Pixar Pal-A-Round、Inside Out Emotional Whirlwind、Jessie's Critter Carousel などがあります。公式ページでは、Incredicoaster は、ジャックジャックの超能力を追いかける高速のコースターとして紹介されています。

カーズランド

映画『カーズ』の世界を再現したエリアです。目玉は、Radiator Springs Racers(身長40インチ以上)です。ほかに、Luigi's Rollickin' Roadsters、Mater's Junkyard Jamboree などがあります。

サン・フランソキョー・スクエア

映画『ベイマックス』の舞台として、公式ページに紹介されています。公式ページでは、近所のレストランと小さな店が並ぶ、活気のある場所と紹介されています。

アベンジャーズ・キャンパス

マーベルの物語に参加できるエリアです。Guardians of the Galaxy – Mission: BREAKOUT!(身長40インチ以上)と、WEB SLINGERS: A Spider-Man Adventure(身長制限なし)があります。公式ページでは、アベンジャーズが新しい仲間(リクルート)を迎え入れるキャンパス、という設定で紹介されています。

夜のショー:ワールド・オブ・カラー

パラダイス・ガーデンズ・パークの水面で行われる夜のショーが、ワールド・オブ・カラーです。公式ページでは、「World of Color – ONE」が、約24分の夜のショーとして紹介されています。ライオン・キング、モアナと伝説の海、レミーのおいしいレストラン、ソウルフルワールド、スター・ウォーズ、アベンジャーズなどの場面が登場します。

鑑賞席は、通常の入場券とは別の条件です

公式ページには、次のように書かれています。

  • 柵で囲まれた予約席は、立ち見のみです。
  • 予約席に入るには、「バーチャル・キュー」の選択画面か、ダイニング・パッケージ、デザート・パーティーのバウチャー(引換券)が必要です。
  • パラダイス・ベイの周りには、先着順で見られる場所もあります。
  • 毎日行われるとは限らず、時間も変更されることがあります。

パーク入場で体験できるもの

  • 身長制限のない多くのアトラクション
  • 身長が条件を満たす場合の、スリル系のアトラクション
  • ショーやパレード(開催状況によります)
  • ワールド・オブ・カラーの先着順の鑑賞場所

パーク入場に含まれないもの

  • 入園予約(チケットとは別に必要)
  • ワールド・オブ・カラーの予約席(バーチャル・キューまたはダイニング・パッケージなどが必要)
  • 別チケットが必要な夜のイベント
  • 食事、おみやげの買い物

季節のイベントと、毎年の楽しみ

ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パークでは、季節ごとに装飾やイベントが入れ替わります。2026年の公式ページには、次のようなイベントが載っていました。

  • Plaza de la Familia:パラダイス・ガーデンズ・パークで、家族の絆とメキシコの「死者の日」の精神、映画『リメンバー・ミー』の世界を祝うイベントです。2026年は8月21日から11月2日までと案内されています。
  • Oogie Boogie Bash:ハロウィーンの時期に、特定の夜に行われる別チケットのイベントです。
  • Festival of Holidays:多文化のパフォーマンスや季節の食べ物を楽しむホリデーのイベントです。2026年は11月13日から2027年1月6日までと案内されています。

イベントの期間や内容は、年によって変わります。旅行の日がどのイベントの期間にあたるかは、事前に確認しておくと、計画が立てやすくなります。

アプリで一日を組み立てる

公式のパーク紹介ページでは、食事と買い物にも、アプリを使う方法が案内されています。

  • 食事:レストランの予約や、ディズニーランド・アプリを使ったモバイルオーダーができます。
  • 買い物:一部のショップでは、商品のモバイル精算を使って、会計の時間を短くできます。
  • ディズニー・ジーニー:行きたいアトラクション、エンターテイメント、食事を選ぶと、一日の過ごし方を提案してくれるサービスです。ワールド・オブ・カラーの公式ページにも、「Plan Your Day with Disney Genie Service」として紹介されています。

日本から旅をする場合は、出発前にアプリをインストールし、マイ・ディズニーのアカウントを作っておくと安心です。

ホテルとの組み合わせ

グランド・カリフォルニアン・ホテル&スパは、ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パークへの直通の入口を備えています。公式ページによると、この入口を使うには、リゾートのホテルに宿泊していて、パークチケットと入園予約を持っていることが条件です。ピクサー・プレイス・ホテルは、パークの近くにあります。ピクサー・プレイス・ホテルの宿泊者は、グランド・カリフォルニアン内のパーク入口へ、行きやすいと案内されています。

結論:映画の世界を歩ける、もうひとつのパーク

ディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パークは、駐車場の跡地から生まれ、約25年をかけて、映画の世界を再現したエリアが並ぶパークへ進化しました。カーズランド、ピクサー・ピア、アベンジャーズ・キャンパスなど、一つひとつのエリアが、映画の物語に入り込めるように作られています。

一方で、東京ディズニーシーとは雰囲気が違うこと、チケットと入園予約の両方が必要なこと、ワールド・オブ・カラーの予約席には別の条件があることは、事前に知っておきたい点です。「含まれないもの」を最初に理解しておけば、現地で戸惑うことは少なくなります。

内容は確認日時点のもので、最新の運営状況や料金は、利用する時点の表示が基準です。