ディズニーランド・パリのガイドブックを開くと、2つ目のパークは「ウォルト・ディズニー・スタジオ・パーク」と書かれていることが少なくありません。ところが、現在の公式ページに、その名前は出てきません。2つ目のパークは、「ディズニー・アドベンチャー・ワールド」という新しい名前で案内されています。

名前が変わっただけではありません。パークには、映画『アナと雪の女王』の世界を再現した「ワールド・オブ・フローズン」が加わり、湖を舞台にした新しい夜のショーも始まりました。この記事では、2026年10月9日時点の公式情報をもとに、ディズニー・アドベンチャー・ワールドの成り立ちと魅力、気をつけたい点を整理します。入場に必要なものも、あいまいにせず説明します。

歴史

2002年3月16日に「ウォルト・ディズニー・スタジオ・パーク」として開業。2026年に改名

新しい世界

ワールド・オブ・フローズン。アナとエルサの世界に入り込めます

入場の条件

有効なチケット。日付未指定のチケットは訪問日の登録も必要

身長制限

Avengers Assemble: Flight Force、RC Racer は120cm以上

夜のショー

ディズニー・カスケード・オブ・ライツ(湖の上の花火と映像、ドローン)

入場に必要なもの

公式のパークのページによると、ディズニー・アドベンチャー・ワールドに入るには、次の条件があります。

  • このパークに有効な入場券(チケットまたはパス)が必要です。
  • 日付を指定していないチケットの場合は、登録のためのウェブサイトで、訪問日を登録する必要があります。
  • 「ホテル+チケット」のパッケージで、ディズニーのホテルに泊まる場合は、滞在中の入場が自動的に認められます。

夜のショー「ディズニー・カスケード・オブ・ライツ」は、パークのチケットの料金に含まれると、公式の案内に書かれています。早めに行って、場所を取ることが勧められています。

訪れる前に知っておきたい懸念点

古い旅行情報とは、名前も中身も違います

2つ目のパークは、2026年に、「ウォルト・ディズニー・スタジオ・パーク」から「ディズニー・アドベンチャー・ワールド」に生まれ変わりました。公式のパークのページは、新しい名前で案内しています。古い情報では、旧名のままのアトラクションやショーの案内が見つかります。同じ場所を指していても、内容が変わっていますので、最新の公式の案内で確認してください。

身長制限のあるアトラクションがあります

公式のアトラクション一覧に載っている身長制限は、次のとおりです。

アトラクション 身長制限
Avengers Assemble: Flight Force 120cm以上
RC Racer 120cm以上
タワー・オブ・テラー(The Twilight Zone Tower of Terror) 102cm以上
Toy Soldiers Parachute Drop 81cm以上

新しく加わった「アナとエルサのフローズンジャーニー」(Frozen Ever After)と、「Raiponce Tangled Spin」は、どちらも身長制限がありません。ただし、公式の案内では、妊娠中の方にはおすすめできないとされています。フローズンジャーニーには、暗い中で落ちる場面があり、小さなお子さまが怖がる可能性があると説明されています。

人気のアトラクションは、有料の優先案内の対象です

「アナとエルサのフローズンジャーニー」と「Raiponce Tangled Spin」には、ディズニー・プレミアアクセス(有料の優先案内)の専用の列が用意されると、公式の案内に書かれています。優先案内は、数に限りがあり、いつでも買えるわけではありません。

名前が変わった経緯:スタジオから、冒険の世界へ

ディズニーランド・パリの2つ目のパークは、2002年3月16日に、「ウォルト・ディズニー・スタジオ・パーク」として開業しました。映画の撮影所をテーマにした、4つのエリア(フロント・ロット、アニメーション・コートヤード、プロダクション・コートヤード、バックロット)で構成されていました。その後、アニメーション・コートヤードが「トゥーン・スタジオ」に変わり、2008年には、タワー・オブ・テラーが開業しました。

公式の案内では、2026年春に、このパークが「ディズニー・アドベンチャー・ワールド」に生まれ変わると説明されています。新しい「ワールド・オブ・フローズン」と、パーク内を結ぶ遊歩道「アドベンチャー・ウェイ」が、その象徴です。公式のFAQには、パークは今後も進化を続け、『ライオン・キング』にちなんだ新しい世界が加わる予定とも書かれています。

パークを構成する世界

公式の案内では、パークは、次の世界で構成されています。

ワールド・オブ・フローズン(World of Frozen)

『アナと雪の女王』の舞台、アレンデール王国を再現したエリアです。公式ページでは、「アレンデールの市民のように過ごせる」と紹介されています。アトラクションの「アナとエルサのフローズンジャーニー」は、音楽を楽しみながら、ボートで『アナと雪の女王』の物語をたどります。レストランの「Nordic Crowns Tavern」や、ショップの「Arendelle Boutique」「Fjord View Shop」もあります。エルサとアナに会える「Rencontre Royale」は、バーチャル・キューが必要な体験です。

マーベル・アベンジャーズ・キャンパス(Marvel Avengers Campus)

マーベルのヒーローたちと、任務に参加するエリアです。Avengers Assemble: Flight Force(身長120cm以上)と、Spider-Man W.E.B. Adventure(身長制限なし)があります。ヒーローたちが、屋外のショーを行うことも紹介されています。「Hero Training Center」は、バーチャル・キューが必要な体験です。

ワールズ・オブ・ピクサー(Worlds of Pixar)

ピクサーの仲間と遊べるエリアです。公式の一覧では、次のアトラクションが紹介されています。

  • Ratatouille : L'Aventure Totalement Toquée de Rémy(身長制限なし)
  • Cars ROAD TRIP、Cars Quatre Roues Rallye(身長制限なし)
  • RC Racer(身長120cm以上)
  • Slinky Dog Zigzag Spin、Toy Soldiers Parachute Drop(81cm以上)

ほかに、ウッディとのキャラクターとの対面(Meet Woody)も案内されています。

アドベンチャー・ウェイとワールド・プレミア・プラザ

アドベンチャー・ウェイは、世界をつなぐ遊歩道です。公式の案内では、「Raiponce Tangled Spin」と、夜のショーの舞台になります。ワールド・プレミア・プラザには、タワー・オブ・テラー、Les Tapis Volants – Flying Carpets Over Agrabah、World Premiere などがあります。新しいレストラン「The Regal View Restaurant & Lounge」も、アドベンチャー・ウェイにあります。

夜のショーとステージ

公式のパークのページで、主な演目は次のとおりです。

  • ディズニー・カスケード・オブ・ライツ(Disney Cascade of Lights):花火、水のスクリーンへの映像、ドローン、湖の景色を組み合わせた、夜のショーです。ディズニー、ピクサー、マーベルのヒーローたちが登場します。
  • Disney Princess Cavalcade:モアナ、ティアナ、ラプンツェル、ラヤが登場する新しいパレードです。
  • Mickey and the Magician:ミッキーが魔法使いのキャラクターたちから、手品を学ぶショーです。
  • TOGETHER: A Pixar Musical Adventure:トイ・ストーリー、モンスターズ・インク、ファインディング・ニモなどの世界をめぐる、参加型のステージです。
  • A Celebration in Arendelle:アレンデール湾で行われる、アナ、エルサ、オラフ、クリストフが登場するショーです。

ディズニーランド・パークの夜のショー「ディズニー・テイルズ・オブ・マジック」は、ディズニー・カスケード・オブ・ライツと、同じ時間帯に行われると案内されています。両方を見るには、2日間の滞在が必要です。

専用の鑑賞席

ディズニー・カスケード・オブ・ライツには、専用の鑑賞席が用意されています。公式の案内では、「The Regal View Restaurant & Lounge」の下のテラスにあり、有料で、数に限りがあります。運営上の理由で、予告なく利用できない場合があるとも書かれています。

パーク入場で体験できるもの

  • 身長制限のない多くのアトラクション
  • 身長が条件を満たす場合の、スリル系のアトラクション
  • ディズニー・カスケード・オブ・ライツなど、パークの演目(開催状況によります)
  • 通常の列でのキャラクターとの対面(一部)

パーク入場に含まれないもの

  • 日付未指定のチケットの場合の、訪問日の登録(別に手続きが必要)
  • ディズニー・プレミアアクセス(有料の優先案内)
  • バーチャル・キューが必要なキャラクターとの対面(Rencontre Royale、Hero Training Center など)
  • 夜のショーの専用鑑賞席
  • 食事、おみやげの買い物

食事とおみやげ

公式のパークのページでは、食事とおみやげも、世界ごとの物語に沿って紹介されています。

  • 食事:フローズンやマーベル、ピクサーの物語にちなんだメニューが紹介されています。ディズニープリンセスと食事ができる店、パリ風のビストロでフランスの古典的な料理を味わえる店、フードトラックなどがあります。新しいレストランとして、アドベンチャー・ウェイの「The Regal View Restaurant & Lounge」と、ワールド・オブ・フローズンの「Nordic Crowns Tavern」が案内されています。
  • The Regal View Restaurant & Lounge:予約サイトで席を予約できます。ラウンジのエリアは、予約なしでも、空きがあれば利用できると案内されています。
  • おみやげ:ワールド・オブ・フローズンやマーベル、ピクサーにちなんだ商品が並びます。トイ・ストーリーのフィギュア、アレンデール王国の伝統的なおもちゃ、スーパーヒーローのアクセサリーなどが紹介されています。

必要な日数と、アプリの活用

公式の案内では、ディズニーランド・パリを楽しむには、少なくとも2日間を見込み、2つのパークを両方回ることが勧められています。2日間あれば、2つの異なる夜のショーも楽しめます。出発前に、公式アプリをインストールしておくと、行きたいアトラクションの「ウィッシュリスト」を作ったり、レストランを予約したり、キャラクターとの対面の時間を確認したりできます。

ホテルとの組み合わせ

ディズニーのホテルに泊まる方は、「エクストラ・マジック・タイム」で、パークの公式の開園前に、アトラクションやキャラクターとの対面を楽しめます。ディズニー・ホテル・ニューヨーク(The Art of Marvel)は、マーベルをテーマにしたホテルです。ホテルごとの特典や条件は、ホテルの宿泊特典 の記事で整理しています。

結論:新しい名前で生まれ変わった、冒険の世界

ディズニー・アドベンチャー・ワールドは、2002年に開業した「ウォルト・ディズニー・スタジオ・パーク」が、2026年にワールド・オブ・フローズンを加えて生まれ変わったパークです。アナとエルサ、マーベルのヒーロー、ピクサーの仲間たちの世界を、歩いて巡れます。湖を舞台にした夜のショーも、新しい魅力です。

一方で、名前が変わっていること、身長制限のあるアトラクションがあること、有料の優先案内や専用鑑賞席があること、日付未指定のチケットは訪問日の登録が必要なことは、事前に知っておきたい点です。「含まれないもの」を最初に理解しておけば、現地で戸惑うことは少なくなります。

内容は確認日時点のもので、最新の運営状況や料金は、利用する時点の表示が基準です。